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英文履歴書の職歴で差別化。職歴で成果を示す方程式とは?

英文履歴書で成果をロジカルに説明する方法
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職務経歴書の職歴(Work Experience)を書く場合のルール、方程式について

類似したスキルや経験を持った多数の応募者の中で書類選考をパスするためにはより有能な人材だと認めてもらう必要があります。
採用側を納得させるためには実績や貢献した内容をロジカルに説明する技が必要です。
今回、ロジカルな説明方法のひとつとしてご紹介するのが職歴の文章を作成する場合に2つの部分に分ける考え方です。

注目される実績の表現=業務内容+成果

Work Experienceで注目させ書類選考を勝ち上がる方程式とは成し遂げた内容を具体的に説明する文章力です。

  • 業務内容=何をしたか。次の職場でも転用可能な業務を手短に説明
  • 実績と貢献=成果を数値化して貢献度を表現すること。または職務を全うする中で自分が及ぼした影響を説明

方程式を活用する前の事前準備

採用側でほしい人材は、実績を残せる人材、スキルや経験を備え成果を上げることが期待できる人材です。その効果的な方法が結果を出した業務を具体的に説明するということです。

相対的な数字と一緒に説明された成果は最も多くのスペースを割く職歴(Work Experience)の説明で採用側に強い印象を残し応募者を値踏みし書類選考の合否を判断するうえで本当に大きなウエイトを占めます。

業務の棚卸し

さて、今までどれだけ会社のために貢献してきたでしょうか。
ずっと同じような業務を繰り返してきた5年間だった気がする、誇るべきプロジェクトに参加したこともない、職歴に書くほどいろんな貢献をしてきたのだろうか。実際にレジュメを作成するにあたり自慢できることが何もないと漏らす人がいますが、そのような考えは心配無用です。

5年、10年と社会人経験を積み、会社で働いてきた人であれば、卒業した当時よりも明らかにスキルアップしているはずなのです。
主要なプロジェクトにかかわらなくても後輩を指導したりより責任ある業務を任されている方もいるのではないでしょうか。

何も誇れるものがない、と思ったら転職活動を始める前に負けを認めることになってしまいます。嘆く前にいままで自分が何をしてきたか業務を洗いだしすることが転職活動の第一歩です。
英文レジュメのコアになる職歴(Work Experience)を作成するにあたってすべきことは現在・過去の業務の棚卸しです。

数字を意識する

職務経歴書を作成する際、まず、現在と過去の業務を洗いだし(棚卸し)から始めますが、その際は常に数字を絡めて考えることが重要になります。

自己成長や業務拡大につながる、責任の重みが増したことがわかる業務内容と結果を意識して棚卸ししてください。

  • まとめていたグループメンバー数や自分の業務をサポートしていた人は何人いたか。(増減も)
  • 関わったプロジェクトの規模は(売上拡大は、期間など)
  • 担当するアカウント数、売上げ、店舗数は?
  • クライアント側の担当者数やCross Functionalで管理しているのであれば、部署数は?
  • プロモーションがあった場合は、管理者としてのリソース管理や業務拡大

ほかにも、出荷数やコール数(Inbound/Outbound)、製品数、倉庫の広さ、納入業者数、案件処理数、顧客満足度、など数値化できる様々なケースを思い出してみてください。
数字で表現することによって自分が任された責任の重さも見えてくるはずです。

一見、面倒に感じる作業ですが、やることは頭の中でこれから書こうとする内容を整理することにすぎません。とはいえ、整理する作業に時間は必要なので同じ手間というわけではありませんが、、、。
時間はかかりますが、今これらを整理しておけば今後の職務経歴書の作成をスピーディーに進めることができます。

方程式に当てはめて成果をハイライトする

では、どのような成果に着目すべきでしょうか。
勤務期間が長ければ、その間に委任されたプロジェクトや社内の業務改革を支援した経験、クライアントに指名されたり、アカウントを管理運営した経験はありませんか?
棚卸しでまとめた業務を具体的な数字と共に説明し成果としてハイライトします。

成果と言えるものは以下の3つに大別することができます。

1.目標達成:

  • 半期、年間に課せられた売上目標の達成
  • 与えられた予算内でのプロジェクトの完了
  • 納期前倒しでの成果物納品

2.業務改革支援:

  • スムーズな業務を阻害するボトルネックを解消した
  • 生産性を向上させた
  • 業務フローを改善し人件費や納入コストを改善した

3.収益化に結び付く提案:

  • 収益化を促進するためのコスト削減の提案
  • 売り上げを伸ばす提案や新規顧客獲得の企画立案
  • 効率化を図るためのチーム改革(業務フロー、意識改革、トレーニング、ほか)
  • 業務アサインメントの見直しの提案(業務シャッフルやリソースプランニング、ほか)

 

例えば、これらのストリーを冒頭で話した方程式に当てはめて作成すると

Contribute 25% sales growth in quarterly comparison by organizing cloud repositories that accommodates FAQ for sales staff to answer technical queries on the spot.
(プロダクトマネージャーとして)製品技術情報のクラウド化をすすめ、販売員が即座に回答できるFAQを作成することで店舗の売上を四半期ベースで25%伸ばした。

ポジション: 職務経歴書上のジョブタイトルは「Product Manager」と仮定
職務内容: 製品情報の共有のためクラウドを企画・運営
成果: 四半期ベースで店舗売上25%アップに貢献

自分がどのような役割を演じたか、貢献度がどれだけあったかを採用担当者が相対的に判断できる数字を入れて説明することがポイントです。

成果を数字で表現できない場合の対処法

とはいえ、勤務経験が短く、目立った成果を書くことができない場合もあるでしょう。
そのような場合は、アシスタントとして成果の一役を担った点、かかわれたことで評価された点をどんな役割と責任を負って業務を回し何を得たかをアピールすることが重要になります。
一例としてこのように表現することができます。

Gain time management skills and deeper expertise in how to operate events by switching from event management companies to each of the service vendors to reduce the all-around cost.
コスト削減のためイベントコーディネーターを通した展示会運営から直接サプライヤー契約に切り替わったことでタイムマネジメントスキルとイベント運営のノウハウを獲得した。

ポジション: 職務経歴書上のジョブタイトルは「Event Coordinator」と仮定
職務内容: イベントの進捗管理、ベンダー管理
成果: タイムマネジメントとより細部に至るイベント運営の知識を習得

コスト削減の推進役を担ったわけではないけれど、コスト削減に協力した結果、自分自身の成果としてナレッジを積み上げた点を説明しています。

業務を回すにあたり二重業務を解消した、効率化を図ったなど、相対的な貢献度を数字で表現しにくいケースもあると思います。
その場合は、結果的に何が生まれ、どのような影響を及ぼしたかを説明することで職務経歴書を進化させることができます。

英文履歴書のコアはWork Experience(職歴)です。職歴で魅せ場を作るためにも成果を方程式に当てはめパワーワードで成果を強く主張しましょう。

まとめ
  1. 業務棚卸しリストの作成
  2. 業務をリストアップする
  3. 成果を数値化する
  4. 方程式に当てはめて説明する

以前、業務の棚卸しをしたうえで職歴を書いていく話をしましたが、棚卸しリストを作成するテーブルの業務の右隣に成果や何について貢献したかを書く欄を設けました。
「受かる英文履歴書「職歴(経験)」記載時の3つの要点」に業務棚卸しリストのサンプルがありますのでご確認ください。